<プロレスと常識とは何か?考えてみる>
<常識とは何か?考えてみる>
僕の職場の別部署のお話。
報連相ができない若手を注意したら
「常識が解りません」と
言い訳(僅かな抵抗?)をしたらしい。
僕も部下を注意したときに
「前の職場でも、前の前の職場でも
そのような注意を受けたことはありません!」
と反論された経験がある。
自分的には一般論であり、常識を
述べているつもりでも、
相手からしたら、それがズレていることがある。
例えばの話。
前の職場では夏場に半ズボンOKだった。
でも、今の職場はお堅いから、
半ズボンはNGである。
そんなことはよくある話で、
どちらの職場が悪いワケでもなく、
どちらかが間違っているワケでもない。
この場合、どちらが一般的な職場とは、
言いづらい。
「半ズボンOKは一般的じゃないだろ!」と言う
意見もありそうだが、
僕は上場企業に勤めていたとき、
夏場に半ズボンを履いていた。
半ズボン論争は置いといて、
一般的であるか、常識的であるかは、
その職場環境によって、
変化するものと考えている。
僕の好きなプロレスで考えてみる。
・そもそも→A猪木の常識、B馬場にとっては非常識
・団体を退団した選手を→猪木許す、馬場許さない
・旧UWFで格闘技スタイルを実践する→佐山OK、R木村離脱
・新日に大仁田を参戦させる→長州OK、猪木許さない
・Uインターでシュートは→若手OK、宮戸NG
・新日とUインターの対抗戦→田村NG(孤立)、その他の全選手OK
・入場時にスキップする→長州NG、棚橋OK
・試合中クネクネする→蝶野NG、中邑OK
等々...
どのパターンもどちらの価値観が間違っているとは言えないし、
どちらが正しいとも言えない。
仮に、お客に支持されることを「正しい」とするのなら、
新日のリングと全日のリングでは、支持されるスタイルが異なる。
長州が現場監督する新日と今の新日では、それも違う。
旧UWFで活躍できなかったR木村も全日では輝いた。
等々...
正解があるのなら、その時代のそのリング(働く環境)によって、
求められる常識や価値観が異なる、とだけ言える。
「常識って何ですか?」と聞かたら、
これからはそう答えようと思う。
この職場が、FMWなら、
ジーパンで闘ってもいいよ、という話。
追記:
「前の職場では、額に画ビョウを刺しても
怒られたことはありません!」
「いやいや、ここパンクラスだよ」
って言う話。