映画のこととか趣味の話 KOJIFBLOG

成龍(ジャッキー・チェン)/新日本プロレス/キン肉マンなど趣味の話をします。

ジャッキーのすげえとこ(@テスト)

突然、ジャッキー・チェンのすげえところを書いてみる。

ブルース・リーの死後、誰もが第二のブルース・リーを作り出そうと、物まね作品が溢れかえっていた時代に、真逆の明るいキャラクターを作り上げたこと。それが「蛇拳」。

○ジャッキー自身がまねされ始めると、その半歩先の「ヤングマスター」を作り、ラストバトルで韓国合気道のウォン・インシクと死闘を演じる。UWFがない時代に、関節技をバキバキ決められるシーンなどがある。

○ヤングマスターで香港の歴代興行成績を塗り替えると、1回目のアメリカ進出を行う。
監督は「燃えよドラゴン」のロバート・クローズ。ジャッキーはTVなどに出て、精力的に宣伝するが、司会者に「瓦を何枚割れますか?」とかとんちんかんな質問をされる。ここでもブルース・リーのまねをさせられ、ジャッキーの良さが出せず、映画はコケる。

アメリカ進出に失敗したジャッキーは香港で「ドラゴンロード」を作る。演じるのは、今までのようなカンフーの達人ではなく、スポーツが得意なあんちゃん。予想を下回る興行成績でジャッキーは落ち込む。けど、この映画のラストバトルはだだっ広い草原ではなく、小さな倉庫で、初めて立体的なバトルを見せる。

アメリカ進出と「ドラゴンロード」がコケテ落ち込むジャッキーに手を差し伸べたのが、
同じ京劇学校出身の先輩(大兄貴)サモハン。サモハンの監督作品「五福星」で共演し、映画も大ヒット(その年の香港興行成績No.1)。続く、ジャッキー監督作品「プロジェクトA」は映画史に残る大傑作となる。

ちなみに、プロジェクトAでは畳の上でユン・ピョウと関節を取り合うシーンがあるが、地味なためか、カットされる(DVDには収録)。

○2回目のアメリカ進出を行う。監督はジェームス・グリッケンハウス。ジャッキーは大門サングラスに大きな銃を持たされ、「ダーティーハリー」のクリント・イーストウッドのようなキャラを求められ、又もやジャッキーのキャラを出せずに終わる。おまけに、監督との不仲が原因で、香港公開版はジャッキーが自腹で製作費を出し、作り直す。
映画は失敗に終わるが、自分なりの警察ものを作ろうと制作されたのが、のちにシリーズ化されジャッキーの代表作になる「ポリスストーリー」(シリーズ4作品以外に新とNEWも存在する)。

今日はここまで。

 

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