映画のこととか趣味の話 KOJIFBLOG

成龍(ジャッキー・チェン)/新日本プロレス/キン肉マンなど趣味の話をします。

最後に映画『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』の話

2019年、夏。
44歳。
僕はこの夏、初体験をした。

息子(8歳)が初めて柔術の大会に出場したのだ。

彼はスパーリング以外の練習試合の経験もない。

息子は去年の9月から柔術を始めた。
墨田区から港区三田の道場まで通っているので、
練習は日曜日の週1回のみ(それも1時間だけ)。
習い始めて、そろそろ1年とは言え、
週1回の練習でどこまで上達しているか解らない。
最近は、息子の練習クラスに白帯がいない所為もあり、
彼は毎週ボロボロに敗北するために三田まで通う。

とは言え、練習にも、道場の雰囲気にも慣れ、
緊張感に欠けるのが、ここ最近だ。
そんなこともあり、僕もそろそろ彼に試練を与えるべきではないかと
思っていた。

そんなときに、アイツからLINEが届いた。
「来週末に息子が大阪で試合するけど、りゅーせいも出ない?」
(りゅーせいとは我が息子の名前。)
同級生の伊藤健一からの試合の誘いだ。

東京ではなく、大阪?
僕は墨田区に住んでいる。
近所である墨田区体育館と浅草の台東スポーツセンターで
頻繁に柔術の大会が開催されているのに、大阪?

伊藤健一は、A猪木である。
基本、一寸先はハプニングである。

正直、僕も少し迷う。
息子にとって初めての試合、近所の会場のほうが、
気持ち的にも安心できるだろう。
だけど、大阪のほうが面白そうだ。
ただ、それだけの理由で、大阪行きを決める。
(奥さんに許可をいただき…)

初めての男2人旅。

試合前日に新幹線で大阪入り。
ビジネスホテルで一泊し、試合会場を目指す。

吹田市武道場
それにしても、暑い。
夏だ。

息子は、白帯クラスのライト級に出場する。
出場選手は4人。4人によるトーナメント戦。1回戦敗退でも、3位決定戦が残されている。
1回でも勝利できれば、あの華やかな表彰台に上がれる。

とは言いつつ、初試合で勝利し調子にのられるのも困る(そんな実力はないが)。
負ける悔しさも知ってほしい。複雑な親心だ。

さて、息子の第1試合だ。
相手は、同じ白帯ながら黒い道着で強そうだ(僕の勝手なイメージ…)。
息子が下になることは無かったが、バックを取られ、敗北。

息子の初試合は、何がなんだかの間に終了。
初試合はそんなものかもしれない。

ちなみに、伊藤健一の息子は、
(僕の息子とは違う帯、階級で)
危なげなく、2回勝利し、見事優勝。

息子と同じ所属ジムの女の子も優勝。

少し間を置いて、息子の3位決定戦だ。
これで勝てば、銅メダル。

試合が始まり、1試合目と同じように息子が上、
相手はガードポジションの状態。
息子がマウントポジションを取り、ポイントを獲得。
ポジションを返され、相手にポイント。逆転される。

まじかー!

気持ちで負けなった息子が、最後にマウントを取り返し、
また逆転!
試合時間終了。

伊藤健一によると、ポイント11対10。
ギリギリの勝利!

ちょこちょこちょこと小走りで
僕のところに来る嬉しそうな息子を見て、
パパ号泣。

お恥ずかしい。

見事(?)表彰台に上がり、銅メダルをもらう。
予想以上に重いメダル。
大阪まで来た甲斐があった。

身内のガチ。それも初試合。
まじで、最高にヒリヒリしたぜ。
こんな刺激はなかなか味わえない。
ありがとう、息子。
僕にとっても、良い経験。初体験になった。

話は変わるが、大阪入り前日の金曜日、
仕事終わりで映画「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」を観てきた。
クライマックスのオチが論争になっているアレだ
(ソース: https://realsound.jp/movie/2019/08/post-400786.html )。

て言うか、映画ドラクエを観たことをすっかり忘れていた。
それぐらい、刺激的な土日の体験だったのだ。

映画ドラクエの脚本も手掛けた山崎貴監督は、
こーゆうことを言いたかったのかなと思う。

「バーチャルな体験は、
リアルな体験に劣る」と。

ゾクフー3回分の旅費。
プライスレス。

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「いいね」に応える新日本プロレスの話

スマホから。

SNSをしていて思うことがある。特にTwitterでは、それを強く思う。
「こんなつもりで、Twitterを始めたわけではないのになー」と。

最初は、日常のつぶやき、ぼやき、はけ口…として、なんとなく始めたものの、
それが、「いいね」の反応など、いつしかまわりの目ばかりを気にするようになり、気付いたら、口当たりの良いツイートばかりしている。

「いいね」など、褒められれば、
そりゃあ、嬉しい。
職場で、家庭で、友だち関係で、夜のお店で…
心理学的にも、人は、自分の意思とは関係なく、まわりの人から期待される人物像に近づいてしまうことが解っている。

さて、新日本プロレスの話をすると、
KENTAが、今の新日本のスタイルに順応しきれていないと聞く(カクトウログ情報w)。
それだけ、今の新日本がハイレベルと言うか、技などが複雑化している。

複雑化した理由は簡単で、
お客の期待、反応、まさに「いいね」に応えてきた結果だと言える。

沢山の「いいね」に応えてきたことで、今の新日人気があることは、重々承知。
だが、ノアであれだけの試合をしてきたKENTAほどの選手が活躍できないのは、如何なものか。

レオナルドダヴィンチは
「Simplicity is the ultimate sophistication
(単純であることは究極の洗練だ)」
という言葉を残しているらしい。
簡単に言ってしまえば
「シンプルイズベスト」。
これは、デザインだけではなく、ファッション、映像、文章…どんな表現にも当てはまると思う。
それは、伝えたいことを解りやすく伝えるために、無駄なものを省く作業。
そして、シンプルに表現するということは、意外にスキルが必要であることでもある。

WWEで活躍する中邑真輔
「技を足すのではなく、削っていく」
と言っている。
表現者を極めれば、そこに行き着くと、僕は思っている。

派手だけど、どちらが攻撃しているのか解らないような複雑な技など、
ファンも「いいね」をすることを1度考えてみてはどうだろうか。
(俺、毎年同じことを言ってるなー)

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『プロジェクトA』の時計台落下シーンについて考えましょう

スマホから。

1976年に行われたアントニオ猪木vsモハメド・アリの謎について、43年後の今も語られることがあります。

1984年に日本公開されたジャッキー・チェンの映画『プロジェクトA』は、当時9歳の加藤少年に大きな衝撃を与えました。
特に、時計台からの落下シーンは、「25mもある時計台から、ジャッキーは3回も飛んだのか(落下したのか)!?すげえ!!!!」と興奮したことを覚えていますが…
どうやら真実は、少し違うようです。

■『プロジェクトA』の時計台落下シーンについて考えましょう。

①時計台の高さは、公開当時25mと言われたが、現在は16m~18mだと言われています。
②落下場所の地面は、掘った穴にクッションを敷き、それを土で隠し、少しでも衝撃を抑えたそうです(マースくん、谷垣くん談)。
③落下シーンは、NGシーン合わせ、3テイク存在します。
④マースくんが、NHKBS『AS』にて「1回は自分のスタントだ」と言っています。
⑤ジャッキーくんは、自伝で「2回落下した」と言っています。
⑥落下後にセリフを言うテイクは、時計台のテッペンからの落下ではないと、映画ライターの滝口明くんが言っています。

問題:
さて、ジャッキーくんは、時計台のテッペンから何回落下したでしょう?

答え:  回

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