映画のこととか趣味の話 KOJIFBLOG

成龍(ジャッキー・チェン)/新日本プロレス/キン肉マンなど趣味の話をします。

ポッドキャスト『プロジェクトV』の回の事前メモ

先日、映画ポッドキャストの『ボンクラ映画館』に出演されていただきました。その際に事前に準備したメモをこちらに記載させてもらいます。実際は、アドリブで脱線しまくりな(この10倍は話しています)ので、是非、下記の音声のほうをお聴きください。

HP:http://bonkura-theater.seesaa.net
iTuneshttp://apple.co/2Ic00ur
Spotifyhttps://spoti.fi/3wu54QL

 

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Q.「プロジェクトV」感想

A.僕は昔からの嫌なロートルファンなので、今のジャッキー・チェンには期待していなかったが、素直に楽しめた。テンポも良かったし。

 

Q.相性の良いスタンリー・トン監督

A.雑誌「スクリーン」の6月号にジャッキー・チェンのインタビューがちょっと載っていて、「僕に何かを強要できる人はいないけど、スタンリーだけはそれができるんだ」と答えてるンですね。
ジャッキー・チェンがやりたいことをやるのもいいんだけど、そうじゃないのもイイじゃないですか。
例えば、アクション映画史に残るベストバウトと言われる「スパルタンX」のジャッキー・チェンvsベニー・ユキーデとか、あれは、サモ・ハン・キンポー監督だからデキたと思うンですよね。
だから、ジャッキー・チェンに強要できる人は大切ですよ。

 

Q.「タイトルどうなの?」問題

A.原題が普通にかっこ良かったので、最初聞いたときは、がっかりして、ジャキ友のコージくんにすぐ連絡しちゃいましたよ。
でも、日本配給側は、コロナに打ち勝ってほしいとか色んな意味を込めて「プロジェクトV」にしたと、大成龍祭の公式Twitter(?)がツイートしてましたね。
個人的には、今も日本のファンの中では、80年代のジャッキー・チェンを求めているのか、時が止まっているのか、ジャッキー・チェンに懐メロ的なものを求めているのかなと思いました。
60歳になったトシちゃんに今も「抱きしめてトゥナイト」を歌わせるように、67歳のジャッキー・チェンに「ほらまたプロジェクトA歌ってよー」と言ってるみたいな。

 

Q.今回のNGシーン

A.僕、プロレスが好きなので、今回のNGシーンは「これガチなのか?」と思っちゃいました。
ただ、今も現役でカラダを張っているジャッキー・チェンがそこにいて、本編以上に胸がアツくなりました。

 

Q.水上バイクチェイス、金色のスポーツカー

A.今回の映画って、CG問題ってあるじゃないですか。
パンフの中にも…「過剰に見えるデジタル(CG)効果に一言」ってあるんですよ。「リアルな現実を最初から狙っていない〜(略)〜IMAXや3D版など大画面で楽しむアトラクション映像として意図してやっている。」って書いてンですよね。
でも、個人的には、これって矛盾してるなと思っていて、リアルに見せるのがジャッキー映画だと思うンですよ。
例えば、ジェット・リーの「ワンスアポンアタイムインチャイナ」が流行って、派手なワイヤーアクションが流行ったときも、ジャッキー・チェンはワイヤーを使っても使っていないように見せるのがジャッキー映画だったと思うンですよね。だから何で過剰なCGにしてるンだろと思いますよね。

 

Q.石丸博也さんの高齢化

A.もちろん、石丸さんで育っているので石丸さんがベストだと思います。
ですが、自分には子供が2人いて子供たちと「ドラえもん」を見るンですよね。僕ら世代はドラえもん大山のぶ代さんなんですが…今のドラえもんの声もイイですよ。むしろかわいくて今の方がイイかもしれません。
だから、「フォーリナー/復讐者」とか「新宿インシデント」とか変えちゃっても良かったかもしれません。むしろ、こんなシリアスな映画なのに、声が兜甲児でいいのか?みたいな。

 

Q.ジャッキー・チェン映画にハマったキッカケ

A.出会いは、小学生1、2年生のときに「酔拳」か「蛇拳」をTVで見ました(酔拳が初めてTV放映されたのが1981年のようなので、そこにドンピシャでしたね)。
初めて劇場で観たジャッキー映画は「キャノンボール2(1983年12月公開)」で、スーパーカーブーム世代の車好きの兄貴に連れて行ってもらいました。
その後は、「プロジェクトA」「五福星」「ポリス・ストーリー」と全て劇場で見ましたね。
当時は、下敷きとかカンペンとお小遣いでグッズを買うのも楽しかった。

 

Q.各々が見た生ジャッキー

僕が見た生ジャッキーは3回。

・日比谷スカラ座にポリス・ストーリーの宣伝的イベントで1回。

(1985年に「プロテクター」公開時、7月ごろに来日しているので、たぶんその時。)
司会はコント赤信号で、当時はジャッキー・チェンのアイドル人気が絶頂で若い女の人たちがスゴかったですね。

・ジャッキー率いる香港サッカーチームとたけしのサッカーチームが対決した国立競技場で1回。

とにかく寒かったことぐらいしか覚えていない(1988年?)。

・最後は、2005年ぐらいに、ラスベガスのイベントで1回。

ジャッキー・チェンがザビックスというフィットネス機器(?)の宣伝で来てて、当時ゲーム会社で働いていた僕はラスベガスに出張で行き、生ジャッキーに遭遇しました。
一緒にそのフィットネス機器を体験するコーナーがあり、体験者に選ばれて、舞台に上がり、そのフィットネスを体験しました。
カメラをぶら下げたメガネのアジア人が必死に動く姿に会場で爆笑が起きました。

 

Q.マイベスト・ジャッキー映画

A.世間的には「プロジェクトA」「ポリス・ストーリー」「酔拳」あたりだと思いますが、人に薦めるなら、拳モノなら「ヤングマスター」。現代モノなら「ポリス・ストーリー3」。ハリウッド映画なら「シャンハイ・ナイト」って決めています。
だけど、マイベストとなると話は別で、最も愛するジャッキー映画は「スパルタンX」です。

・理由の1つめは、やっぱベニー・ユキーデとのタイマンバトルがアツい!

ジャッキー・チェンと言えば、その場所、物を使った小気味いいアクションが有名でチャップリンとかバスター・キートンの後継者とも言われてますよね。シリアスなブルース・リーとは真逆のキャラクターでね。
それと、この頃のジャッキー監督作のクライマックスは「1人vs大勢」みたいなシチュエーションが多かったンですよ。なのに、このスパルタンXのクライマックスは「1人vs1人」のタイマンバトルでアツいです!
それも相手が元アメリカンキックボクシングのチャンピオン・ベニー・ユキーデだしね。

・理由の2つめは、アイドルの青春映画的でキュンとなります。

この映画は、異国スペインに住む中国人青年2人の青春映画でもあると思っています。青年2人の日常を描き→スペイン女性に恋をして→実は、そのスペイン女性は貴族の娘で→悪い奴らにさらわれたその女性を助けに行って→事件が解決して、日常に戻りハッピーエンドって、物語の流れが青春映画のフォーマットそのものだと思っています。
撮影時、ギリ20代(29才?)だったであろうジャッキー・チェンと当時27才?ユン・ピョウがイイですよね。
ちなみに、「スパルタンX」は日本公開版に限ります。

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