プロレス日記<2015/05/29>
2015/05/29
お尻の穴が痛い。
別に、アナルプレイを楽しんだわけではない。
昨日のタイカレーの辛さの余波だ。...
俺はタイカレーが大好きなのだ。
正確に言うと、大好きになった。
少し前までは、嫌いな食べ物No.1の座に長い間、君臨していた。
あのココナッツの甘みとタイ料理独特の辛さ、その対極にあるはずの味覚の融合が、
どうにも受け入れられなかった。
でも、妻のススメで久しぶりに食べてみたら、うまかったのだ。
受け入れてみると、世界が変わることがある。
高校生のとき(もう20年以上前だ)、
好みでもない女の子に告白され、付き合ってみたら、
俺のほうがハマリ、フラレ、
その後の女性の好みまで変わってしまった。
どうせ、人生なんて妥協の連続だ。
だから、先ずは、とりあえず受け入れてみる。
それが、人生の幅を広げるのかもしれない。
さて、俺の好きなプロレスの話。
A猪木の異種格闘技戦に憧れて、
新日本プロレスの門を叩いた少年たちは、
いつプロレスの暗黙の了解を受け入れたのだろう。
中卒だった高田と船木には厳しい現実だったと思うし、
純粋な橋本(リアルジャイアン)は「泣いた」とも言われている。
ましてや怪物雑誌だった週刊プロレスに
「これが新しいプロレスのカタチだ」「新格闘王だ」
と煽られ、演じ続けなければならない罪悪感。
ジャンルそのものを愛したのか、
自己暗示をかけ続けたのか。
プロレスの暗黙の了解を受け入れなかったと言われるローラン・ボックも、
夜はいろんなものを受け入れて、
お尻が痛かったと思う。
受け入れてみると、世界が変わることがある。