映画のこととか趣味の話 KOJIFBLOG

成龍(ジャッキー・チェン)/新日本プロレス/キン肉マンなど趣味の話をします。

プロテクター/軟弱者?ユン・ピョウ(元彪)

◆プロテクター

大門サングラスに大きな銃...ダーティーハリーのような作品を作りたかったジェームズ・グリッケンハウス監督にジャッキーは反発し、アジア公開版を自腹で作り直しちゃうジャッキー。勿論、日本公開版はそのジャッキー版なのだが、最近のDVDではグリッケンハウス版を見ることができ、全体的にまとまっていて意外にイイ!(確かに、麻薬工場で働く裸の女性たちは、意味不明だが…)
この作品で、『バトルクリーク・ブロー』に続いて、2回目のハリウッド進出に失敗し、意気消沈するジャッキーだが、

「俺なりの刑事ものを作る!」

と意気込んで作ったのが、あの『ポリス・ストーリー』だから、結果オーライではある。

 

◆軟弱者?ユン・ピョウ(元彪)

身体能力が高く、京劇学校のエリートで構成される七小福の最年少メンバーに選ばれた天才。だが、
ジャッキー&サモハン&ユン・ピョウのBIG3が初めて共演した『五福星』では『チャンピオン鷹』の撮影が忙しくカメオ出演レベルだし、
続く『大福星』では怪我をしたとかで出番は少ないし、
スパルタンX』では歴史的ガチバトルを繰り広げたジャッキーとは対照的に、跳んだりはねたりを繰り返し、最後は花瓶で敵の頭を叩き割っての勝利だし、
『サイクロンZ』でやっと「やっぱユン・ピョウすげー!」と思うが、クセのある役柄でちょっと…(その所為でTV放送できないとか)
と、80年代ボーイズには、軟弱者な印象のユン・ピョウ。(※今思えば、彼の良さを活かしたサモハンなりの演出だと解るけど)
その後は、邦画『バカヤロー4』『孔雀王』『敦煌』に出演し、日本人には嬉しいような悲しいような活躍が続く。
(現在は、カナダに移住し、香港で仕事をする、悠々自適な生活を送っているようだ…)

欲深い兄弟子たち(ジャッキー、サモハン)と違い、アムロ・レイの古谷徹の吹き替えがよく似合う、永遠の弟キャラと言える。

 

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