酔拳の基本的な話/笑拳の基本的な話
◆酔拳の基本的な話
町で悪さばかりするボンクラ息子が、酔拳の達人爺さん(アル中w)に預けられ、厳しい修行をして(虐待されてw?)強くなる。ダメ息子が酒飲みになる話なので、最近のジャッキーは、この内容に否定的。だが、ジャッキー作品の中では、No.1かNo.2の人気作品(プロジェクトAと双璧)。日本では「トラック野郎・熱風5000キロ」と併映上映され、1979年の邦画配給収入6位だったらしい。日本では、日本独自の主題歌「拳法混乱(カンフージョン) 唄:四人囃子」が使われ、それも人気が高い(最近はカラオケにもある)。ジャッキーにとって、日本初登場の作品で、ここから人気に火が付き、80年代前半まで過去作含め拳シリーズが続々と公開される。
◆笑拳の基本的な話
ジャッキーの初監督作と言われているが、実際は、エリック・ツァン(大福星のチビ)との共同監督か、エリックが助監督をしていたらしい。ジャッキーもレンタル移籍の前2作「蛇拳」「酔拳」でスターになり、ロー・ウェイプロに凱旋したが、ジャッキーもマネージャーのウィリー・チェンと個人プロを作り、ロー・ウェイと揉めてた頃。おそらく、そんな中、ある程度、当時のジャッキーがしたいことを実現できた作品だと思う。
日本公開版では、ほぼ本編と関係ない、モンキーパンチのアニメOPが存在する。
用心棒のシーンなどは無駄に長いが、拳モノ卒業前夜なので、その質は非常に高く、そして楽しい。修行シーンも、蛇拳、酔拳よりもパワーアップしている。