映画のこととか趣味の話 KOJIFBLOG

成龍(ジャッキー・チェン)/新日本プロレス/キン肉マンなど趣味の話をします。

ドラゴンロード/レッド・ブロンクス

◆ドラゴンロード

ハリウッド進出に失敗したジャッキーが、膨大なフィルムを使い、香港での巻き返しを図った意欲作。当初は、大ヒット作の続編として『恋するヤングマスター』と企画されたらしい。脱功夫宣言の作品として一般的な評価は低いようだが、立体的に空間を使ったラストバトル、エンドロールのNGシーン、危険なスタントなど、後のジャッキー作品の原点であり、試行錯誤が見え隠れする。制作費に対して、期待する成績が出なかったようで、ジャッキーは失敗作と発言している。実際は、二重契約の問題で、当作品の権利をロー・ウェイが持っていたり、そのあたりの事情も含めて、ジャッキーにとっては、失敗作だったのかもしれない。ちなみに、こちら、現在のDVDでは、ゴールデンポイント争奪戦(ラグビー?)が映画ラストにあるが、日本公開版では、オープニングにある。個人的には、日本公開版のほうがいいと思う。

 

◆レッド・ブロンクス

嫌いじゃない作品だけど、好きじゃないところ。
①暴走族(チンピラ?)を暴力で蹴散らすが、暴力が暴力を生む負の連鎖感がハッピーじゃない。
②暴走族が何故かモトクロスに乗っている(ジャッキーあるあるではあるけど)。
③クライマックスでリアルにジャッキーが怪我をしたため、ラストが物足りない気がする。
アジア人がハリウッドで成功するには、東洋の神秘を思わせるミステリアス感が必要だと、自分は勝手に思っていたが、結局、いつものジャッキースタイルのこの映画でハリウッド進出のキッカケを掴む。

 

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