映画のこととか趣味の話 KOJIFBLOG

成龍(ジャッキー・チェン)/新日本プロレス/キン肉マンなど趣味の話をします。

≪新日暗黒期日記 その③≫

≪新日暗黒期日記 その③≫

'06 1/30(月)
「押さないでください!チケットは沢山ありますから!」
年末('05 12/30)の花やしき。本当に1人1枚、...
否、僕は東京ドーム大会のチケットを3枚もらった。
僕は、あのチケット配布現場の目撃者だ。
「元気ですか--!」
新日フラッグをチラ見する舞台上の猪木からは、
元気と覇気が無く、景気の良い話は出なかった。
嫌々そうにチケットを配る新日選手(特に永田)の中、
吉江だけは、けんいちに向かって拳を突き上げた。
その顔は晴々とした笑顔だった。
今思うと、吉江のあの開き直りは、
すでに退団を決意していたのかもしれない。
11名の選手、おまけに名物(?)リングアナの
退団が決まった(これで旅日記は終了...)。
「サラリーマンレスラー」宣言した太陽の天才児
年俸がサラリーマンレベルまで落ち込んだ天山。
力道山時代から世間に元気を与えてきたプロレス、
夢も希望も無いじゃないか。

今年もあの恒例行事のドーム参拝した。
神猪木に前代未聞の「帰れ!」コール。
客の会話から、2.9プロレスが求められていることを
実感した。違和感があった。
確かに猪木は悪で、ガラス張りの透明でクリーンな経営は正義だ。
だけど、どんぶり勘定の大雑把なプロレス村が大好きだ。
常識クソ喰らえの豪快なレスラーはいないのか。
世間の偏見、スキャンダルで事件なプロレスは時代遅れなのか。
僕が大好きなプロレスは本当に「崩壊」しようとしている。

丸藤vsKENTA(TV)を観て眠りについた。
凄い、凄いよ...だけど刺激が足りないよ。

'05 10/8 (土)
「おい、嘘だろ?」
とは思わなかった。
「長州、猪木にカチ喰らわすゾ」
(と)大きく吠えた長州は、3年ぶりに
新日の現場監督に復帰した。最近は
”仏の長州”と(さえ)言われる長州、
このボ-ダ-レスな時代に
"劇薬"になれるのか。疑問だらけの
電撃復帰。ヤケクソ人事。
これで猪木にビンタできる人間がまた
(ひとり)いなくなった。これで東京ド-ムの
第1試合が「なあなあ」になる、
それが見えてしまった。きょうの朝、ド-ム興行に
まったく興味がなくなった。17時、水道橋。
けんいちとは後で合流する。こんなモノに
金を出す僕らは変人だ。常識、道徳
「カチ喰らわすゾ」の気持ちだ。僕らは
「ラストド-ム興行」を見るしかない。
"迷走を楽しめ"なのだ。
18時、試合開始。長州と藤波の4年ぶりの
激突(?)は、ロックアップからだった。21時30分ごろ、
全試合終了。記憶、印象、インパク
何も無い興行だった(時間短縮だけは企業努力
していた)。観客発表38,000人、
ド-ム史上最低の観客動員。。。
週ゴン(No.1095)「ケロの新日本旅日記」
ケロは相変わらずのん気だった。このなんとも
いえない空気、脱力感、このせつなさ
堪らないものがある。これも恒例行事。
後楽園ホ-ル前で、Y先生と合流。
焼肉を食べに行った。テリ-話で盛り上がった。

「こんな未完成のエンタ-テイメント、そうないよ-」
けんいちが言った。新日には30年の歴史がある。
それだけは
「おい、嘘だろ?」と思う。

 

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